アラサーゆりぴこのブログ

元携帯販売員のゆりぴこ(アラサー独女)誰かの役にたったらうれしいことをつらつらと書いています。

【花粉症】ケナコルト注射って知ってますか?【危険、よく考えて】

今日は、花粉症対策の「ケナコルト注射」について。

 

なにを隠そう、花粉症と10年以上連れ添っている私です。

いまや、日本人の3人に1人が花粉症の時代。

冬が終わり、暖かくなってきてお外はとっても気持ちいいのに

くしゃみ、鼻水、目のかゆみ。だけで収まればまだいいですよ。

耳の仲間でかゆくて、肌も荒れ放題。

デートしててもティッシュ必須。しかも箱で。

ご飯食べても味しない。目の周りも鼻の周りも、こすりすぎてかっさかさ。

症状が強く出る方は、本当に辛い時期ですよね。

 

もともと田舎に住んでいたわたしですが、杉の木に囲まれた田舎よりも

なぜだか都内に出てきてからの方が症状がひどく、

薬を飲んで、眠気に襲われ、鼻と口が乾燥して風邪を引き

副鼻腔炎まで発症するという始末。

本当に毎年毎年、春は憂鬱でした。

 

そんなある日、同じく花粉症で悩んでいた知り合いに

「ゆりぴこちゃん、花粉症によく効く注射があるんだって」

「シーズン中に1回注射するだけでいいらしい!」

 

もう、目から鱗ですよ。まさに探し求めていた魔法のような注射!

ラッキーなことに、近くの病院で保険適用で打ってもらえることがわかり、

早速打ってもらいに行きました。

 

 

この魔法のような注射、名前は「ケナコルト注射」

長時間持続型のステロイドです。

はい、まさにステロイドの注射なのです。

使い方によって、副作用が出ることもある強い薬。

 

ステロイド使用に関しては、賛否あると思いますが

自分でも色々調べた上で、副作用に関しても自分なりに納得をし、注射を打ってもらうことに決めました。

それくらい、花粉症が辛かった。。。

看護婦さんから、ホルモンバランスに影響を与える可能性があるので

生理が早く来たり遅れたりする場合があること、

確かに副作用はあるが、毎年3回も4回も打たなきゃ問題ないよ、

などなど説明を受けました。

価格は2,000円ほど。都内で同じ注射を打ってくれるところを探すと

1万円以上します。破格。

そして、筋肉注射なのでちょっと痛い。

 

遅くとも1週間ほどで効果が現れ、

本当にびっくりするほど花粉症の症状が和らぎます。

風が強い日にはマスクしないと鼻がかゆくなる程度。

 

春ってこんなにすばらしかったのか〜と、

その年から毎年、この注射のお世話になっていました。

 

ところが4年ほどたったある日、左肩になにやら白い点が。

気になってはいましたが、かゆくも痛くもないので放置。

そこからまたさらに1年後、今度は左腕と左の胸元にも漂白したような白い点。

そして、日に当たったところがかゆみが出るようになりました。

 

さすがに少し気になり、皮膚科へ。

すると

この白い点は白斑で、日に当たって痒みが出るのは

紫外線アレルギーとのこと。

ケナコルト注射を打っていたことがあると告げると、

「直接的な関係性はわからない」

とのこと。

 

でもね、ケナコルト注射を打っていた体の左側にしかできないんです。

全く関係がないとは思えません。

今も強い陽差しに当たると痒くなって、そこから白斑が広がっています。

水着になると恥ずかしいです。

でも、わたしは本当にラッキーだったと思います。

4年もケナコルト注射のお世話になっていてこれくらいの症状で済んでいるので。

 

 下記、ケナコルト注射を打った際の考えられる副作用です。

 

  1. 感染症(カビや命に関わる感染症)や副腎機能不全(体がだるくなったり死ぬことがあります)
  2. 皮下注射箇所の筋肉の萎縮・陥没(頻度が高い)
  3. 糖尿病(起こる可能性が高い)
  4. 胃潰瘍や十二指腸潰瘍
  5. 高血圧
  6. 肝機能障害
  7. 緑内障(視力、視野障害)
  8. 精神障害(うつ病)、全身倦怠感(リバウンド現象)
  9. 骨粗鬆症(骨密度が低下する)
  10. 生殖機能障害
  11. 生理が止まってしまたり、逆に止まらなくなることがある
  12. 満月様顔貌、顔面紅斑

 

 明らかに自分でもわかるようなものから、ちゃんと検査をしないとわからないものまで

たくさんの副作用が挙げられています。

 

わたしは注射を打つということを自分で選択したので、誰に文句をいうつもりもありません。

しかしいざ副作用が出てからでは、ほんとーーーーうに遅い!!!

男性にはわかりづらいかもしれませんが、生理が来なくなったりするほど

ホルモンにも強い影響を与える薬です。

そして、それが花粉症のシーズン体の中に残っているということ。

どれほど人間の体に影響があるか、、、。

 

しかも、毎年打つようになると耐性ができるのかシーズンに1回の注射では間に合わなくなってきます。

シーズンに2回、3回と打たないといけなくなるのです。

 

もちろん、それでも注射を打つ方はいると思います。副作用が出ることも理解して。納得して。その人が選択したことなので何も言いません。

 

ですが、この魔法のような注射を今年から試してみようかな。と思っている方がいたら

ぜひ、一度考えてみてほしい。

 

わたしはもう打つのやめました。

 

花粉症の辛さは理解しています。でも、花粉症対策で打った注射で死にたくない!!

今は眠気が出にくい薬も売っています。

時間はかかりますが、症状を和らげる治療もあります。

合う、合わないはあると思いますが、根気よく探しましょう?

 

今年の春も、鼻水とかゆみと戦う覚悟でいる私からのお願いでした。